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年上9人…オリックス公式チア主将は20歳、テストで抜擢(産経新聞)

【オリックス 2年目のチアリーダー物語】(2)

 オリックスの球団公式チア『Bs Dreams』は発足2年目。スタート時の19人中、1年目からのメンバーは6人。組織の“融合”という観点で考えれば、6人から主将を選ぶのが、いわば普通の考え方だろう。

 「確かにそうかもしれませんね」と今季からの新ディレクター・森下昌子も言う。しかし、実際の選出法は違った。19人全員を対象に、メンバー選出後の1カ月で“主将適性テスト”を試みた。

 練習開始時に暫定の主将を自己申告で決め、3時間の練習をリードさせて、その間の発言、動作を観察。午後6時の練習開始に、森下は1時間遅れで参加。その間は、球団事業部副部長の浅川邦昭がチェック。“外からの目”も参考にした。

 そんな中で、森下と浅川の意見が一致した“適任者”が、20歳の川端彩加だった。川端より年上のメンバーが9人もいる中での選出に「びっくりしました」と川端。

 主将選出と並行し、当初の21人から、2人をカットする方針も明らかになっていた。川端はこれまでチア経験なし。森下の助言で、ダイエットにも乗り出していた。その危機感から「メンバーから落ちるのは、私だって思っていたんです」。

 その一方で、森下と他1人のメンバーも、一緒にダイエット。連日のメニューをメールで互いに報告、川端の意欲をかき立てた。練習場には、川端専用のメジャーが置かれ、ウエストを測るたびに印を入れ、努力の成果は1カ月で5センチ減。森下は、苦労をともにする中で“リーダーの適性”を感じ取ったという。

 練習中に、ダンスのメニューが変わる。川端が森下の横へ駆け寄り、指示を受けると、メンバーに川端が声を掛ける。森下も「空気を読むのがうまいし、感性も鋭い」と信頼を寄せる。「主将をやっていくことで、自分を変えられる…と感じています」と川端。その前向きな“20歳のリーダーシップ”が、チームを着実に熟成させつつある。(喜瀬雅則)

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